◇なぜ飲食店で野菜を作るのか

店内水耕栽培の野菜
店内水耕栽培の野菜

 

《なぜ飲食店で野菜を作っているのか?》

 

近所のスーパーに行けば、いつでも100~200円ぐらいで買えるレタスを

どうして飲食店で45日以上かけて、光熱費もスペースも手間もかけて作るのか・・・

 

 

2021年の夏

ちょっとした興味本位で何も知識もないまま

個人的に家で作ってみた水耕栽培のレタスに始まります。

 

 

はじめての野菜作り
はじめての野菜作り

種をまいて双葉が出てきて成長していく様子が楽しくて

一か月以上かけてようやく収穫できたとき

そして

その自分でつくったレタスを食べたとき

なんとも言えない嬉しさがありました。

 

その嬉しさとは

新鮮で美味しいという気持ちと

何も余計なものを使ってない自分自身で作った安心感。

 

サイズや形はちょっと微妙だったけど

とても満足感や達成感がありました。

はじめての収穫したレタス
はじめての収穫したレタス

 

 その後、水耕栽培に対する興味がどんどん湧いてきて

いろいろな本を読んだり、ネットで調べたりしていくうちに

今後の水耕栽培に大きな可能性を感じてきました。

 

飲食店という料理を提供する場所で

水耕栽培の野菜作りを通じて、もっと大きな価値を提供することができると思いました。

◇水耕栽培を通じて提供できる価値

《鮮度◎の店採れ、新鮮な野菜》

 通常の野菜は収穫から店頭に並ぶまでは2~3日かかりますが

 店内栽培なのでその日に収穫した鮮度のいい状態で提供できます。 

 

《安心安全、完全無農薬の野菜》

 通常の野菜は収穫量や品質の低下を防ぐために農薬を使用します。

 室内で栽培する水耕栽培は害虫や雑草の心配がほぼないので完全無農薬で栽培が可能です。

 

《緑の葉物野菜の癒し効果》

 緑を見ることで精神的なリラックス効果を得ることができます。

 

《店産店消》

鮮度や安全面はもちろんですが

自店で生産した野菜を自店舗で消費するまた、販売することにより

【サスティナビリティー(持続可能性)】という点でも少し貢献できるのかもしれないと

思っています。

それは流通を介さないことで排気ガス削減に寄与して、環境への負荷を減らすこと、

ネット社会ではなく実店舗であるからこそできるコミュニティーとしての価値など

まだ、ぼんやりとですが、考えています。

◇オカユスタンドのこれから

まだまだ野菜作りにの知識も経験も少ないですが

これからもっと勉強して近い将来には農園のような飲食店?!にしたいと思っています。

 

今回、開店から10年目で

《Okayu-stand.》から《Okayu-stand.Salad⁺》へ

“お粥のカフェ”から“お粥と店内水耕栽培サラダの店”へ変化しました。

 

さらにちょっと先の将来(5年後くらいかな??)には

《Okayu-stand.Salad⁺》から《Okayu-stand.Farm》へ

野菜や植物でいっぱいの農園のような店にしてきたいと思っています。

 

ゆっくり、マイペースですが

もっと喜んでいただける価値ある店に

進化していきたいと思います。

 

これからも宜しくお願いします。

窓際で栽培中のパクチー
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オススメの《パワーサラダ》※これ一皿で栄養満点!
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パクチーとハーブチキンのサラダ
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